Midjourney srefとは:cref・irefとの違い

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Midjourney srefとは:cref・irefとの違い

Midjourney V8.1のsref・cref・irefの違いを整理します。--srefは画風を引き継ぎ、--crefは旧バージョンのパラメータ、irefは画像プロンプトの呼び名です。V8.1で動くものを、実際のプロンプトで解説します。

英語版:aikizi.com/learn/blog/sref-vs-cref-vs-iref

結論から言うと、Midjourney V8.1では--srefが画風を引き継ぎ、--crefはキャラクターを引き継ぐ旧パラメータ(現在はレガシー)で、「iref」は画像プロンプト、つまり画像1枚をまるごと視覚的なヒントとして貼る使い方のコミュニティでの呼び名です。3つのうち2つはV8.1でそのまま使えますが、1つは現行モデルでは動きもしません。古い--cref入りのプロンプトをV8.1に貼っても何も変わらないのは、これが理由です。

ここでは3つを、現行モデルでの実際の働きに沿ってわかりやすく整理します。最後に実際のプロンプトと画像も載せます。

sref・cref・irefの違い(早見表)

参照引き継ぐもの強さのパラメータ・範囲(初期値)V8.1での扱い
--sref画風だけ。パレット、光、質感、画材、描き方。被写体は引き継ぎません。--sw 0〜1000(100)V8.1の標準機能。シリーズ全体で見た目が安定します。
--crefキャラクターの同一性。顔と特徴を新しい場面へ持ち込みます。--cw 0〜100(100)レガシーのフラグ(Midjourney / Niji 6)。V8.1にはありません。
「iref」
(画像プロンプト)
画像全体をヒントにします。構図、内容、画風が混ざります。--iw(画像の重み)、初期値1V8.1で使えます。

3つのうち、実際のフラグがあるのは2つだけで、「iref」にはありません。いちばん混乱しやすい点なので、先に名前を整理します。

irefとは:実在するフラグではない

Midjourneyに--irefはありません。「iref」は画像プロンプトの略称として使われている言葉で、プロンプトの先頭に画像のURLを貼ると(フラグは不要)、モデルはその画像を視覚的な素材として扱います。スタイルリファレンスと違い、画像プロンプトは被写体、構図、色、ムードのすべてを一度に取り込みます。どれだけ強く効かせるかは--iw(画像の重み)で調整します。

V5/V6の頃、--iwはおよそ0〜3で、初期値は1でした。V8.1で画像プロンプトと画像の重みが戻りましたが、V8.1での--iwの正確な上限をMidjourneyははっきり公表していません。上限を決めつけず、1を基準にして調整してください。押さえておきたいのは、画像プロンプトは画像全体を混ぜるもので、--srefは画風だけを的確に取り出すもの、という違いです。

見分け方:参照画像と同じ見た目で、まったく別の被写体を描きたいなら--srefです。参照画像の中身そのものをにじませたいなら、画像プロンプト(「iref」)です。この2つは置き換えられません。

srefとは:画風を引き継ぎ、被写体はプロンプトのまま

スタイルリファレンスはV8.1に「自分のプロンプトを、この美意識で描いて」と伝えるものです。色温度、光のふるまい、質感、コントラスト、画材といった、画像が何を描いているかではなくどう描いているかを移します。被写体は、プロンプトに書いた言葉のままです。

--srefに渡せる値は3種類です。画像のURL、数字のスタイルコード、そして--sref randomによるランダムなシードです。スタイルの強さは--swで、0〜1000(初期値100)の範囲で調整します。--swが低いと画風はかすかに効き、1000近くではプロンプトそのものを押し流すほど強く効きます。V8.1でうれしいのは、srefとムードボードがはっきり安定したことです。1つの参照でシリーズ全体の見た目が保たれ、1枚ごとにぶれることがありません。これは以前のモデルでよく知られた弱点でした。

「スタイルリファレンスはどう描くかを変え、何を描くかには触れません。キャラクターリファレンスはその逆です。この2つの混同が、Midjourneyでいちばん多い失敗です。」

crefとoref:画風ではなくキャラクターを引き継ぐ

キャラクターリファレンス(--cref)の役目は1つでした。生成した人物の同じ顔を、新しいポーズや服、場面に持ち込むことです。強さは--cwで、0〜100の範囲でした。--cw 0では顔だけを、--cw 100では顔、髪、服までを引き継ぎます。

2026年の注意点はここです。--crefはMidjourney / Niji 6時代のパラメータで、V8.1のパラメータには含まれていません。V8.1のプロンプトに--crefを付けても、モデルはそれを無視します。「何も起きない」という報告が続いているのは、まさにこのためです。

後継はOmni Reference(--oref)で、強さは--owです。キャラクターリファレンスより範囲が広く、人物、物、乗り物、生き物を新しい生成に持ち込めます。--owは0〜1000(初期値100)で、ゆるく似せる程度から同一性を固く固定するところまで調整できます。ただしV8.1での実情として、Omni Referenceはまだこのモデルに来ていません。MidjourneyはV8向けにまだ学習中だとしています。つまり2026年半ばの時点で、V8.1にはキャラクターを固定するネイティブのパラメータがありません。画風の安定を実現したモデルに、同一性を固定する対の機能はまだなく、付け足して強制できるフラグもありません。

V8.1での実際の進め方:画風はV8.1の--srefで固定し、セット全体の見た目をそれに任せます。キャラクターの同一性については、V8.1にはまだネイティブの固定機能がありません。被写体は毎回、正確に同じ言葉で描写し、世界観は--srefでそろえます。V8.1でキャラクター用のフラグを探す必要はありません。効くものがないからです。

srefの使い方:1つの参照でシリーズをそろえる

ここは実物を見ないと伝わりにくいところです。以下はAIKIZIのギャラリーにある、V8.1で実際に生成した画像です。2枚の仏教画は同じ2つのスタイルリファレンスで作られていますが、それぞれ別の主題を保っています。共通の画風のDNAと、別々の内容。これが--sref本来の働きです。

1つのスタイルセットで描いた2体の神仏

密教のタンカ。共通のスタイルリファレンスを使ったMidjourney V8.1の画像日本画風の仏画。同じスタイルリファレンスを使ったMidjourney V8.1の画像
mineral pigmentsgongbi lineworkgilded filigreeultramarine washlunar illumination
Esoteric Buddhist thangka of a serene blue-skinned deity seated in lotus, gilded halo --sref [style reference] [style reference] --sw 500--stylize 1000--chaos 40--exp 33--ar 9:16--hd--preview--v 8.1
スタイルリファレンス2つ · --sw 500 · v8.1、解析した画風のDNA:mineral pigments → gongbi linework → gilded filigree

コンセプトの言葉を入れ替え、--srefの組はそのままにします。すると2枚目の、別の月の下に描かれた日本画風の構図も、きょうだいのように見えます。画像をまたいだこの一貫性こそスタイルリファレンスがある理由で、V8.1の安定性の改善が実際に効いてくるところです。

同じ方法は、正反対の美意識でも使えます。次の2枚は1組の参照を共有しています。1枚はサイバネティックな部族風のリアリズム、もう1枚はネオノワールの版画風で、軽めの--sw 300でも1つの画風の指紋で結ばれています。

同じ参照で、よりシャープに

アフロフューチャリズムのサイバネティックな肖像。Midjourney V8.1のスタイルリファレンスサイバーパンクのネオノワール版画風の肖像。Midjourney V8.1のスタイルリファレンス
indigo monochromecircuitry scarificationcrosshatched engravingchiaroscuro duotone
Afrofuturist cyborg portrait, circuitry scarification, biomechanical collar --sref [style reference] [style reference] --sw 300--stylize 1000--chaos 85--raw--ar 9:16--hd--preview--v 8.1
スタイルリファレンス2つ · --sw 300 · v8.1、1つの画風の指紋に2つの別の被写体

srefコードの調べ方:画像から番号は逆算できない

くり返し出てくる誤解なので、はっきり書いておきます。数字やシードのsref(たとえば--sref [code]や--sref random)は、Midjourneyの潜在的なスタイル空間の座標です。どの画像から作られたものでもありません。つまり、ネットで見つけた任意の画像を指して「このsrefの番号を調べる」ことはできません。画像を逆にたどって数字のコードにする関数はありません。コードが先にあり、画像はその後にできたものです。

代わりにできるのは、もっと役に立つことです。手元の画像やMidjourney・nijiの出力の画風を、名前のついた読みやすい層に解析して、組み立て直すことです。それがAIKIZIのやり方です。中身の見えない番号を取り戻すふりをするのではなく、画像の実際の視覚的なDNAを読み取り(上のトークンは実際の解析結果です)、どのモデルにも貼り付けられる画風のマッチを返します。画風のマッチと画風の解析であって、「写真のsrefを抽出する」ことはしません。その操作は存在しないからです。

各フラグの仕組みをもっと詳しく知りたいときは、次の記事でさらに一段掘り下げています。

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· Midjourneyの--srefスタイルコード解説(英語)。全体をまとめたガイドです。
· Midjourney V8でのsrefコードの使い方。手順を追って解説します。
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· AIKIZIギャラリー(英語)。V8.1で解析した画像が数千枚あります。

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よくある質問

Midjourneyのsref・cref・irefの違いは?

結論から言うと、Midjourney V8.1では--srefが画風を引き継ぎ、--crefはキャラクターを引き継ぐ旧パラメータ(現在はレガシー)で、「iref」は画像プロンプト、つまり画像1枚をまるごと視覚的なヒントとして貼る使い方のコミュニティでの呼び名です。

Midjourneyのsrefとは何ですか?

スタイルリファレンスはV8.1に「自分のプロンプトを、この美意識で描いて」と伝えるものです。被写体は、プロンプトに書いた言葉のままです。

--irefはMidjourneyのパラメータですか?

Midjourneyに--irefはありません。「iref」は画像プロンプトの略称として使われている言葉で、プロンプトの先頭に画像のURLを貼ると(フラグは不要)、モデルはその画像を視覚的な素材として扱います。

Midjourney V8.1で--crefは使えますか?

--crefはMidjourney / Niji 6時代のパラメータで、V8.1のパラメータには含まれていません。V8.1のプロンプトに--crefを付けても、モデルはそれを無視します。

Midjourney V8.1でキャラクターをそろえるには?

キャラクターの同一性については、V8.1にはまだネイティブの固定機能がありません。被写体は毎回、正確に同じ言葉で描写し、世界観は--srefでそろえます。